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学会奨励賞の制定について

2021年10月13日

日本文化政策学会会員の皆様

10月2日(土)に開催された日本文化政策学会理事会において、学会奨励賞の規定案が了承され、今年度から本事業を実施することになりました。

日本文化政策学会学会奨励賞規定

この制度の詳しい内容は、規定をご覧いただきたいと思いますが、学会奨励賞は若手研究者の優れた著書、または論文を顕彰する制度となっています。学会奨励賞の対象となるのは、1月1日から12月31日までに刊行されたものです。対象者は、論文の執筆時において大学院生、または大学院修了後(退学後)10年未満の方(なお、産前・産後の休暇、育児休業、介護休業などの期間は、10年の期間には含みません)、またはこれらと同等と認められる方となります。応募については、自薦、他薦を問いません。今後のスケジュールについて、お知らせをしておきます。

○ 2021年12月半ば、応募方法のアナウンス

○ 2022年1月中、自薦・他薦の受け付け

○ 2022年6月頃、受賞者発表

会員の皆様の積極的な応募を期待しています。

<担当理事>
太下義之、小泉元宏、小林真理、長津結一郎

会員名簿作成と役員選挙について

日本文化政策学会会員のみなさんへ

会員名簿作成のお願いと役員選挙についてのお知らせ

2021年9月16日

日本文化政策学会選挙管理委員長 野田邦弘

同選挙管理委員 閔 鎭京

 

日本文化政策学会では、第6期役員選挙を本年11月に実施する予定です(Googleフォームによる電子投票の予定)。選挙に先立ち、選挙人(投票者)と被選挙人(候補者)を確定するため、会員情報を更新し会員名簿を作成します。そこで、次の手順にそって会員各自の情報を9月30日(木)までに更新していただくようお願いします。

選挙人は、9月30日時点で本年度会費納済みの一般会員(学生会員、桂冠会員、顧問は除く)

 

【会員情報更新方法】

1.「日本文化政策学会会員情報入力フォーム」にアクセスする

https://forms.gle/AumdSGQE8YckmyrB7

2.ページ最上段の注意事項と文末の備考欄をふまえ、各項目に情報を入力する

3.送信する

全員に配布する会員名簿に記載される個人情報は、氏名、所属・役職名、専門分野のみです。

 

【今後のスケジュール】

9月30日(木)  会員情報更新締め切り

11月 1日(月)  選挙人に投票コードと会員名簿を送信。役員選挙投票開始

(Googleフォームから投票、選挙人以外の会員には会員名簿のみ送付)

15日(月) 投票締め切り

30日(火) 投票結果確定

具体的な投票方法については投票開始日(11月1日予定)にお知らせします。

 

ご不明な点は、当学会事務局までお問い合わせください。jacpr_office@jacpr.jp

日本学術会議協力学術研究団体に指定

日本文化政策学会は、2021年6月24日付で、日本学術会議協力学術研究団体に指定されました。
これにより本学会の活動がさらに広く認知されていくものと存じます。
また、日本学術会議から、広報刊行物、ニュース・メール等の配布・配信、会議の共催や後援などを受けられるようになりました。
今後は、会員の皆様にMLを通じて情報を共有させていただきます。
日本学術会議 http://www.scj.go.jp/

2021年度年会費について

会員の皆様

2021年度年会費納入期限の6月30日が近づいてまいりましたので、お知らせ申し上げます。
本年度は役員改選選挙が秋に予定されております。投票権は2021年度年会費を納入頂いた方にございます(学生会員のぞく)。
ご納入がお済みでない方は、下記をご参照のうえ、期限内のお振込にご協力くださいますようお願い申し上げます。

*学生会費適用を希望する方は、事前に学会事務局まで学生であることを証明するもの(学生証をスマホで撮影など)を必ずお送りください。
また、正式な請求書、あるいは領収書が必要な方も、学会事務局にmailにてご依頼ください。

「文化開発研究会」開催(7/4)のお知らせ

日本文化政策学会では、〈会員企画提案制度〉により「文化開発研究会」を開催いたします。会員の方はもちろんのこと、会員以外の方でご関心ある方は奮って参加ください。

*定員に達しましたので、締め切らせていただきました。
参加をご検討いただきました方々に感謝申し上げます。

1. 日 時:2021年7月4日(日)午後1時30分~2時30分
2. テーマ・発表者:
【テーマ】「開発という切り口から文化を考える」
【発表者】土屋正臣〔城西大学現代政策学部准教授〕
【司 会】小林真理〔東京大学大学院人文社会系研究科教授〕

【開催趣旨】2021年開催予定の東京五輪、2025年開催予定の大阪・関西万博へと続く文化イベントの系譜は、近代社会が求めてきた開発主義の伝統に基づくものである。その開発とは、文化による開発、すなわち文化開発である。かつて梅棹忠夫が、1970年の大阪万博跡地(万博記念公園)における国立民族学博物館設置を文化開発と呼んだこととも関連する。
そもそも開発とは、ザックスによれば「単なる社会経済的な試みをはるかに越えるものである。開発とは、現実を形作る認識であり、社会を慰める神話であり、情熱を解き放つ幻想」である。この開発の定義に沿うならば、開発は道路やダムの建設や工業団地の造成といった社会資本の整備にとどまらず、豊かさを創造するものとして開発に夢を抱き、あるいは開発を「仕方のないこと」としてやむなく受け入れようとする心のありようを包括する。
したがって、文化開発とは、文化施設の建設や文化振興、文化財保護にかかる制度の問題だけでなく、文化創造の先の豊かさへの希求と開発の名の下での既存の文化的な豊かさ喪失への諦観とが入り混じった心性の問題でもある。この近代以降の開発主義的な心性の系譜上に、文化開発という文化政策を配置すると、今日の東京五輪や大阪・関西万博といったビックイベントも開発主義的な呪縛から解放されていないように捉えられる。では、今後の文化開発はどうあるべきなのか、あるいは文化による開発という発想自体が再考されるべきなのか。この問題意識を参加者と共有しつつ、文化開発という視点から文化政策研究の新たな道筋を模索することが開催の趣旨である。

(さらに…)