日本文化政策学会では、〈会員企画提案制度〉により標記の研究会を開催いたします。
会員の方はもちろんのこと、非会員方でもご関心ある方は奮って参加ください。
1.日 時 : 2022年2月26日(日)午後2時~4時
2.テーマ : 地域文化財の保存・活用とコミュニティ
3.発表者 : 森屋雅幸氏〔立教大学大学院兼任講師〕
4.発表内容: 近年の文化財保護政策では、社会総がかりで文化財を保護していく姿勢やその仕組みづくりが求められています。とくに地域のコミュニティが主体となり、またその活性化に寄与するような保護の実現が課題になっています。
本発表は、地域における文化財の保存・活用とコミュニティの関わりを地域主義の思考に支えられた文化財保護とこうした保護の在り方を示す実態について山梨県の擬洋風建築の保存・活用を事例に明らかにします。
※発表者の森屋雅幸氏は著書『地域文化財の保存・活用とコミュニティ-山梨県の擬洋風建築を中心に-』(岩田書院、2018年)を上梓されています。今回は、その著書の内容をベースにその後明らかになった研究成果を盛り込んでの発表となります。
5.会 場 : リモートによるオンライン研究会(Zoom使用)として実施する
6.参加費 : 無料(本会会員の有無に関わらず)
7.参加定員 : 50名(先着順で受け付けさせていただきます)
8.参加申込み : 事前申込が必要です。
事前申込はこちらからお願いします。申込みの締切りは2月18日(金)とします。
当日のZoomへの接続先は事前に申し込みをいただいた方のみにお知らせいたします。お届けいただいたメールアドレスに3日前までお送りいたします。
メールが届かない場合は研究会事務局heritage.history.office@gmail.comまでご連絡ください。
9.個人情報の取り扱い : 参加者の個人情報はこの企画の連絡のみにしか使用いたしません。
10.研究会開催の趣旨:
文化財政策は、近代以降の歴史的経緯の中で国と地方自治体というヒエラルキーのもとで確固たる制度に支えられて展開されてきている。だが、近年、文化財(文化遺産)は「まちづくり」の有効な資源としてもその活用が期待されています。このような状況下にある文化財に対し、歴史的な視点と現代的な課題を踏まえ、文化財の本質と今日的な政策や制度のあり方を探っていくことを目的に年2~3回程度開催しています。
研究会担当者:馬場憲一(法政大学名誉教授)・ 須田英一(法政大学兼任講師)